子どもとルールのある遊びを行った時、負けたらキレる、負けそうになると泣いてゲームを放棄するなど、負け際のお子さんの行動で困ったことはありませんか?
こんなことで友達と仲良く遊べるのかしら?
大人の思うところは色々ありますが、お子さんのキモチを理解して見守ることで成長が期待できます。
なぜルールを破るのか
ゲームの面白さが分かり始め、勝ち負けにこだわるようになると、勝ちたい気持ちが強くなります。
「ルールを破ったらダメなのは分かってるけど、負けたくない!」
ゲームに勝ちたいあまり、ルールを破ったり、自分ルールを作ってしまったり…。
それは、子どもなりに勝つために工夫して取り組んだ結果なのです。
ですので、
と余裕の笑みで構えていましょう。
叱らずに、勝ちたかったキモチを受け止めてあげると、「受け止められた経験」が、お子さんの感情のコントロールを後押しします。
おうちの人がいない時でも、感情を荒立たせることなく遊べるようになるでしょう。
子どもへの声掛け例
Good!
そっか、悔しいね~。
もう1回やる?
Good!
お母さんがどうやって勝ったか教えてあげようか?
Bad!
そんなんじゃ友達と遊べないよ!ちゃんとして!
おうちの人が適切な見守りと声掛けを行ったにも関わらず、お子さんが全く見向きもせず泣き叫んだり、スネたり自暴自棄になったりすることもあるでしょう。
これは無理だな…と感じたら、ゲームを中断し、お子さんが落ち着くまで離れて様子を見てみましょう。
お子さんの性格により、すぐ復帰する子、復帰まで時間のかかる子、復帰せず他の遊びを始める子、様々です。
おうちの人は焦らず、お子さんが再度挑戦するタイミングを待てると良いですね。
年上のきょうだいがいる場合
年上のきょうだいがいる場合、ルールを破るきょうだいに辛らつな言葉で詰め寄ることもあります。
人格を攻撃するような暴言は注意すべきですが、子どもの素直な感情が聞けますね。
「ルールを破られた人のキモチ」に気付くチャンスです。
また、年上のきょうだいにとっては、相手に怒りに任せず冷静に「自分のキモチを伝える」スキルアップのチャンスとなります。
おうちの人が調整役となり、きょうだいの成長を支えてあげましょう。
必ずプラスになります。
ルールを守れるようになったら
おうちの人にキモチを受け止めてもらい、慰められたり励まされたお子さんは、徐々に最後まで遊べるようになります。
最後まで遊べたら、
だからお母さんも楽しく遊べたよ、ありがとう!
お子さんの頑張りを認め、一緒に喜びましょう。
勝っても負けてもゲームは楽しいものだということが、おうちの人の笑顔や言葉から伝わります。
とはいえ、やはり子どもは勝つことが好きです。
負けてばかりだと、ゲームそのものに飽きてしまうことも…。
おうちの人が手加減できるゲームなら、お子さんに勝ち負けどちらも経験させてみましょう。
お子さんの上達具合によって難易度を変えられる遊びなら、おうちの人も熱中できますね。
例えばコレ!
お子さんがルールを破って困る時のまとめ
- ルールを破るのは、子どもなりの勝つための工夫
- 「勝ちたいキモチ」を拒否せず、受け止める
- 最後まで遊べた時がチャンス!がんばりを認めて感謝を伝える